代表者挨拶
敬事而信、節用而愛人
論語学而第一
慎重に事にあたり、無駄を排し、人々を慈しむ事が国を治める要諦であるという事ですが、企業経営の要も同じく、一つ一つの仕事を通じて信用を積み上げ、無駄を省き、限られた経営資源を有効に活用し、社員一人一人の幸せを作り上げていく事であると思います。
「人の幸せ無くして自らの幸せがなく、自らの幸せ無くして、人の幸せもありません。」
私どもは不動産の賃貸を中核の業務とし、関連する業務を通じ様々な会社、人、物と出会いながら、会社の歴史と共にこの事を学んでまいりました。
価値観の多様化する現代社会では、様々な幸せが氾濫し、生活は益々豊かになり、アメニティーへの要求が強まっております。その反面、本当に我々がその豊かさを享受する資格があるかどうか厳しく問われ、人間の知恵が試されている時代です。
大義なき価値観の多様化は混迷を生じるだけであります。
私どもは業務を通じ、時代の要求する多様な価値観の中で試行錯誤を重ねながら、マンション、オフィス、店舗等時代のニーズに対応して様々な商品を提供してまいりました。しかしここで一つ、如何に時代が変わり、形が変わろうが、忘れてはならない事は、不動産が単なる商品ではなく、人の生活の場であり、人間の歴史の舞台であり、国民共有の財産であるという事であります。
国民共有の社会資産である不動産をお預かりし、その最も有効な活用を計る事が、我々のノープレスオブリージュであり、その社会責任を果たす事に自己実現の場を見いだす事が出来れば、その事こそ我々の幸せであり、喜びであります。
今後とも、自らの大義を信じ、社員と社会の信頼に応えられる企業である事を信じ、誇りをもって社会に貢献して参りたいと考えております。
皆様の一層のご協力と、ご指導をお願い申し上げます。
葉山ビルディングス
代表 葉山相也